YAMANA Lab.

東京理科大学 工学部第二部建築学科 山名善之研究室

クラフトミュージアム by チャールズ・コレア(Charles Correa)

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デリーで一番お気に入りのインド近代建築といえば、チャールズ・コレア設計のクラフトミュージアムです。クラフトミュージアムとは、インドの地方の伝統的な生産品を、展示している施設で、日本でなら日本民藝館と位置づけが近いです。

この建物の面白い点は、伝統文化を展示する施設だけあって、伝統文化としての建築と、近代思想としての美術館の機能を融合させている点です。日本の最近の建築家だと内藤廣さんの建物と似た感じがします。

他の特徴として、シークエンスがドラマチックです。まず、トンネル状のアプローチを潜って、美術館の敷地に入ります。

そして、伝統的なデザインの庇の下を通って、建物の入り口までいきます。

建物は、展示室が中庭を囲む形式です。この中庭もインドの伝統的な計画形式です。展示品がおいてあったりします。


中は撮影禁止なので、展示室の写真はありませんが、照明の濃淡が上手く、伝統文化の暗い重い部分を表現してあるようです。あとは外部に、お土産屋さんがあります。インド各地の生産品が買えて中々楽しいです。生きた展示といってもいいかもしれません。

買い物のBGMは、多分インドの民謡みたいな生歌です。旅芸人の一座が、お土産屋の横で歌っています。

おっちゃんが、実演しながら、布を売っています。私がよく使っているマフラーはこの職人が織ったものです。

近代建築と地方文化の融合は、散々試みられてきたのと同時に、日本でもアジアでも亜流あつかいされてきた気がします。でも、本当に質の高い融合された建物を見た時に、建築家ではなくて、一般の人はどちらを好むのだろうか?でも、ホワイトキューブの清潔さもいいよね?そんな事を考えながら、コレアの作品を見ると楽しいです。

site:http://nationalcraftsmuseum.nic.in/
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Verem Houses by Charles Correa

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チャールズ・コレアは、B・V・Doshiと並んでインドの近代建築で重要な建築家です。

その特徴は、近代建築とインドの伝統建築及び風土の融合した配置計画と形態です。代表的な作品としては、ニューデリーにあるクラフト美術館やKANCHANJUNGAアパートメントなどがあります。大半の建築家の作品と同様に、プライベートハウスの見学が難しいのですが、今回の偶然にVERMAHOUSESというプライベートの集合住宅を見学できたのでレポートをしたいと思います。

VERMAHOUSESは20戸ほどの集合住宅で、GOAと呼ばれるリゾートビーチの近くにあります。特徴として、地方の伝統的な材料の赤い瓦屋根の勾配屋根を用いています。またこの標準型をジグザグ配置する事で、インドの伝統的な村落の不規則性から生まれる空間の豊かさをだしています。また全体的に植栽が多く、標準型を用いる単調を意識させません。

建築素材はこの地方の標準的な民家と同じですが、プロポーションと配置計画が美しく建築家の作品だと感じます。この辺りが、コレアがコルビュジャンだと感じさせます。

表の道路から玄関を通して奥の海まで視線が通ります。また開口部をうまく配置して、風を通してエアコンいらずの住宅となっています。これがこの住宅が近代建築と伝統建築の素晴しい融合と言われる所以です。また内部に入ると薄暗いのですが、明るさが必要な場所が明るく、空間の濃淡が効いてました。

ちなみにコレアの別荘がありました。コレアが居ると教えてもらったので会いに行ったのですが、その日の朝に出発していたそうです。残念です。

ところで内部を見せてもらったのが、インド人映画監督らしく、彼の知性に満ちたインテリアであり、内部の雰囲気が素晴らしかったです。

次回はB・V・Doshiのインド経営大学をレポートします。こっちも非常に素晴らしかったです。

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