YAMANA Lab.

東京理科大学 工学部第二部建築学科 山名善之研究室

国際シンポジウム「20世紀建築と世界遺産―シリアルノミネーションにおけるOUVの議論をめぐって―」

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2月18日に国立西洋美術にて国際シンポジウム「20世紀建築と世界遺産―シリアルノミネーションにおけるOUVの議論をめぐって―」が開催されます。

詳細は国立西洋美術館ホームページの下記情報をご覧下さい。
http://www.nmwa.go.jp/jp/information/whats-new.html#news20120203120203information

アーメダバードの建築 RAJEEV KATHPALIA自邸

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今回は、ドーシのパートナーであるラジーフ・カスパリア(RAJEEV KATHPALIA)の自邸を紹介します。

簡単に彼の経歴を紹介すると、チャンディーガル建築学校卒業後、インド国内、中東、アメリカで実務経験をつみ、20年ほど前にインドに帰国、その後にドーシのパートナーとなり、現在の事務所の中心人物です。

http://www.sangath.org/people/rajeev.html

ドーシの建築との共通点もあるのですが、彼独自の哲学と表現手段をもち、現代インドを代表する建築家の一人です。私が帰国する前に、自宅を見せてもらいました。二川幸夫さんが、雑誌などで紹介するかもしれませんが、一足先に日本で紹介しておきます。

全体的に自由な造形のコンクリートで、宇宙船のように軽いイメージです。またキャンチレバーの庇が伸びており、インドの強力な日光を遮り、窓の部分の木を保護しています。

内部は、多様な開口部が複雑に取り入れる光が美しく、幻想的な瞬間があります。

左に座っているのが、ラジーフです。素材の使いからが心地良く、家の中では裸足が似合います。右は、ベラルーシからきたアンナ。

地下には、夏用のリビングがあります。インドの地下は、日本と違って湿度が低いので気持ちがいい。

屋上。トップライトの為の孔。

私が、窓のデザインについて悩んでいた時に、機能という言葉には、生活の為の機能だけではなく、人の喜びをもたらす機能もある事を、気付かせてくれました。美しく喜びがありながらも、彼の誠実な人柄が示すように、住宅のシェルターとしての機能も真剣に考えてある家でした。

アーメダバードの建築 B・V・DOSHI編

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ル・コルビュジエとルイ・カーン以外のアーメダバードの建築を紹介します。

B・V・DOSHI編

ARITA HOUSING 大きな地図で見る

ドーシの最初の仕事で、彼にとって一番好きな自分の建築だと言っています。カタルーニャヴォールト(?)や、建物の前後に庭を配置し、外部を居住空間にする形式などは、ル・コルビュジエがチャンディーガルで計画したが建設されなかった低所得者向けの住居と良く似ています。ドーシがそのプロジェクトに関わっていたので、恐らく、その経験を基に設計したのではないでしょうか。場所はIIMAの反対側にあります。

L.D. Institute of Indology(1959) 大きな地図で見る

研究施設兼美術館の事務棟です。これは、まさにコルビジャンとしてのドーシの作風だと言えるでしょう。

Centre For Environmental Planing & Technology(通称CEPT)(1960年代~) 大きな地図で見る

ドーシが設立したインド有数の建築学校のCEPTです。この建築あたりから、ルイ・カーンの影響というか共通点を感じます。例えば、カーンの原初の学校の話「木の下で教師と生徒がいれば、そこは学校である」を実現するかのように、樹木が効果的に配置され、教師と生徒が談話している姿を見かけます。それと中庭が素晴らしくカーンの庭と雰囲気が似ています。ただし、建築の造形及び材料のボキャブラリーは、インドのル・コルビュジエです。

Hussain-Doshi Gufa(1991) 大きな地図で見る

CEPTの敷地の一部にあるインド人芸術家のHussainの為の小さな美術館です。ドーシのそれまでの造形とは異なり、インドでも好き嫌いが別れ、話題作だと言われています。しかし、私が思うに、これはドーシにとってのロンシャンの教会であり、彼が芸術として建築を作った場合、このような表現になるのではないかと思います。ちょっと写真が良くないので、気になる人はググって下さい。

Sangath(1980) 大きな地図で見る

ドーシの自分の事務所です。彼は、自分自身を認識する事が重要だといっています。ただし、コルビュジエの事務所にいた時は、コルビュジエになり、カーンと働いていた時はカーンになっていた。そしてこの事務所にいる時は、自分が自分になると言っています。その為か、この建物は、コルビュジエやカーンとの経験が完全に消化され、オリジナリティーを獲得した最初の作品とも感じられます。あと、外部空間がとても良いです。

Mahatma Gandhi Labour Institute(1984) 大きな地図で見る

ガンディー労働研究所で、ガンディーがアーメダバードに生まれた事を記念して建設されました。ヴォールトが素晴らしく、柔らかい光が室内におりてきます。

Township for Life Insurance Co. staff housing(1973)

Life Insuranceと呼ばれる組織の為の住居です。非常に住み心地がいいらしく、長い間住んでいる人が多いそうです。一方で、実際に中に入れてもらうと、確かに窓の配置などが素晴らしくインドの気候に適用しているのですが、通風の為の中庭なんていらないって意見も聞きました。もちろん中庭の意義を説明しておきましたが・・。

これらの建物を見たい人は、Sangathのオフィスで建築MAPがもらえます。英語版しかありませんが、そのうち日本語版も作られるかもしれません。

次回はアーメダバードのチャールズ・コレアを紹介ます。コレアも昔はアーメダバードを基点にしていたので、沢山建物が残っています。

坂倉準三の木造組立建築ワークショップ・シンポジウム

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坂倉準三設計の木造プレハブ建築実大モデル組立ワークショップ・シンポジウム

建築家坂倉準三によって設計された組立建築は、戦後日本における工業化住宅への取り組みに先駆け、1940年から開発が始められた。
ワークショップで組み立てるモデルは、神奈川県立近代美術館における展覧会「建築家坂倉準三モダニズムを生きる|人間、都市、空間」を機に再現されたものです。
組立・解体が容易な「組立建築」は災害時の避難住居、仮設住宅などに活用が期待されます。

講師:
山名善之(東京理科大学准教授)
腰原幹雄(東京大学生産技術研究所准教授)
鈴木明(神戸芸術工科大学大学院教授)

スケジュール:
2月20日(日)
組立ワークショップ…10:00~15:00
シンポジウム…15:00~17:00
展示期間…2月26日(土)まで

【ワークショップ】※参加無料
場所…そなエリア東京 エントランス
定員…15名(定員を超えた場合は抽選となります。見学とシンポジウムはご参加できます)
参加条件…18歳以上、健康な方
申込方法…氏名、所属、年齢、住所、電話番号をご記入の上、下記宛てにメールをお送り下さい。参加証をお送りします。
kumitatews@yahoo.co.jp 担当:熊谷

【シンポジウム】※参加無料
場所…そなエリア東京 2F レクチャールーム
事前申込みは必要ありません。

組立建築ワークショップ・シンポジウムのご案内

Workshop ■ 都市と建築を考える @東京外国語大学

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戸田穣です。こんにちは。12月20日に東京外国語大学で催される「都市と建築を考える」と題したワークショップに参加します。

ワークショップ:都市と建築を考える

発表者:
戸田穣(東京理科大学):「斜めに生きる クロード・パランの建築原理」
南後由和(東京大学):「グラフィティ文化のフィールドワーク:メディアと都市の交わるところ」
松浦寿夫(東京外国語大学):「デ‐コラージュ・シティ」

司会:桑田光平(東京外国語大学)

日にち:2010年12月20日(月)
時間:18:00~20:30

場所:東京外国語大学府中キャンパス講義棟227教室

入場無料/予約不要

「建築史家、社会学者、美術史家による都市と建築をめぐるワークショップ。人文系の学生が都市や建築を研究対象として扱うためのヒントになればと思っています。学術的なシンポジウムというよりは、ややカジュアルなワークショップですので、気軽な気持ちでお立ち寄りください。 桑田光平」

ということですので、ご興味のある方は気軽にご参加下さい。
主催者の桑田さんは20世紀フランス文学が専門で『水声通信』でロラン・バルト論が連載中。山名先生と『ムンダネウム』を訳されています。最近、共訳書『フレンチ・セオリー』を出版されました。詳しくはこちら

「人が生きる建築」ローリー・ベイカー(LAURIE BAKER)の作品群

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インドの近代建築で、重要な建築家の一人にローリー・ベイカー(LAURIE BAKER)がいます。彼はイギリス生まれのイギリス人で、インド独立の直前の1945年に渡印し、2007年に死去するまでインドの風土と技術を用いた建築、そして社会奉仕として建築をつくり続けていました。今回は、彼の建築の現在を紹介したいと思います。

「Indian coffee house」

ケララ州のトリバンドラムの駅前にあり、街の観光名所の一つです。インドの歴史ある喫茶店の建物で、楽しそうに食事をしている人たちを眺めながら螺旋状に通路が上がっていきます。また、ジャーリーと呼ばれる採光と通風の為の穴が、人々を照らしています。

「Auganvadi Day Nursery」

託児所です。インドでは低予算で建設することが求められます。その場合、どうしてもつまらない、無味乾燥とした建築になりがちです。しかし、この託児所では、ジャーリを通した光が楽しげな雰囲気を作っていました。そこで、子供達が生き生きと楽しそうに遊んでいるのが印象的でした。

「Fishermen‘s Housing Colony」

洪水により壊滅した町の復興計画です。10年前に撮られた写真の記憶を頼りに探しに行きました。しかし、見つからない。結局、ベーカーのディテールと似た建物が並んでいる一角を見つけたので、多分、これがその建物だと思われますが、昔の写真をみると、屋根の形が大分違ったり・・・。もしかしたら、2期工事とかかもしれません。

しかし、ここでも津波の被害を乗り越え、町がつくられていました。その光景は人間の生命力を感じさせます。

「Architect’s house」

ローリー・ベイカーの自邸です。彼は2009年に亡くなってしまい会うことはできませんでしたが、彼の後継者の事務所「CostFord」が敷地内にあります。インドの地場材だけで作られている家ですが、落ち着いた雰囲気の光に満ちた空間は素晴しかったです。このシンプルな彼の書斎は彼の生き方を示しているようです。

「Centre for Development Studies」

地域経済と文化に根ざした発展の為の研究・教育機関です。ベーカーの建物では最大規模で、キャンパス中に彼の建築が建っています。彼の利用したボキャブラリーが至るところで使われ、素材も同じです。その為、計画は40年近く続いていますが、素材が同じなので統一感がありました。それと意外と、遊び心がある形態があって楽しかったです。

「駅近辺のスラムクリアランスに伴う再開発計画」

これはa+uに載っていません。所員さんにコソット教えてもらった計画で、インド人にとってスラムは外国人に見せる場所ではないという考えがあるのでしょう。なお現在も付近にはスラムがあります。印象深かったのは、住んでいる人がベーカーを知っていた事。チャンディーガルでコルビュジエを知らない人が多かったのですが、ここではベーカーを知っている人が多く、彼が密接にスラムの住民と接していたかわかりました。そして凄く、彼に感謝して住宅に誇りを持っているのが、良かったです。

建築家が権力者の宮殿ではなく、一般市民の為に建築を作り始めたのが、近代建築の理想の一つだと思います。ベーカーは、死ぬ2009年まで、民衆の為の建築を作り続け、近代建築の理想を実現しようとしたのではないでしょうか?インドの近代建築に触れる中で、近代建築の理想を知っている人たちがいた事、そしてドーシやコレア、ベーカーのようについ最近、現在も理想をしって建築をつくっている人たちがいること、これを知れたのがインドにいてもっとも興味深い体験でした。そして、住んでいる人たちが楽しそうに笑って生き生きとしている姿をみると、彼の生き方は正しかったのではと思いました。

参考文献:a+u 2000年12月号「ローリー・ベイカー特集」, 「Laurie BakerGautam Bhatia

隈 研吾 ■ 岡﨑乾二郎「論争なき時代と展開する建築論」

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座談会のご案内です。
日本建築学会会誌『建築雑誌』2011年2月号の企画として隈研吾さんと岡崎乾二郎さんをお招きして公開座談会が開催されます。定員80名・申込先着順です。興味のある方はふるってご参加下さい。
戸田は編集協力として参加させていただいております。当日は中谷礼仁編集長とともに司会進行を務める予定です。

日本建築学会会誌『建築雑誌』2011年2月号公開座談会

隈 研吾 ■ 岡﨑乾二郎「論争なき時代と展開する建築論」

主催:日本建築学会 『建築雑誌』編集委員会
日時:2010年10月28日(木曜日)14:00から17:00
会場:建築会館会議室(東京都港区芝5-26-20)
話し手*音順:
岡﨑乾二郎(造形作家、批評家/近畿大学国際人文科学研究所教授・副所長)
隈 研吾(建築家/東京大学大学院工学系研究科教授)
進行:戸田 穣(東京理科大学)・中谷礼仁(編集委員会委員長/早稲田大学)
定員:80名(申込み先着順。席に限りがございますので、必ず事前にお申し込みください)
参加対象:日本建築学会会員(正会員・準会員・法人会員・賛助会員)および建築に興味のある学生
参加申込み:kaishi@aij.or.jp(日本建築学会事務局・内野)宛へ氏名・所属・年齢および会員の方は会員番号を明記し、お申し込みください。
問合せ:kaishi@aij.or.jp、TEL03-3456-2070(内野)

インドの近代建築の歩き方 ~チャンディーガル編~

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インドの近代建築で、今回はついにル・コルビュジエとチャンディーガルを紹介します。

チャンディーガルのル・コルビュジエの作品としては「カピトル・コンプレックス」の「議事堂、総合庁舎、高等裁判所、オープンハンド、その他の記念碑群」が有名です。これらを普通に見学しても非常に素晴らしいのですが、今回は変わった見学方法を紹介します。それは「明け方」の「カピトル・コンプレックス」の「広場」です。ル・コルビュジエはスケッチブックに、「カピトル・コンプレックス」とその背後にあるヒマラヤ山脈を数多くスケッチしています。その彼が描いたイメージが最も美しく見られると思うのが、「明け方」の広場で、静寂の中、朝の淡い太陽の光が、建物のシェルエットを柔らかく映し、霞のかかった薄紫のグラデーションのヒマラヤ山脈を映します。見た瞬間に「これがコルビュジエのイメージか!!」と一人叫んでました。僕の技術では到底、この美しさを写真に取る事ができませんでしたが、参考程度にコンデジで撮った写真を載せておきます。撮影した時間は、午前4時前だと思います。

なおカピトル周辺は、警備が厳しくこんな朝早くに行くと怪しまれます(笑)、なので行く場合は、カピトルの建築の許可書を持って、尚且つ交渉を覚悟して行って下さい。

ウィキペデイアのオープンハンドの写真は、早朝の写真だと思われます。多分、あの写真を撮った人もあの時間帯が美しい!と思ったのでしょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Chandigarh_Monument.jpg

戦争組立建築:日大居住空間デザインコースとの合同WS

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8月1日、日大生産工学部居住空間デザインコース(亀井先生)と合同で、組立建築WSを行いました。

野田WSからの二週連続で、僕をはじめとして山名研メンバーも疲労気味でしたが、日大居住コースの学生さん達の頑張りにも大いに助けられ、

無事に組み立て完了しました。

亀井先生、日大の学生さん達、山名研の参加メンバーの皆さん、猛暑の中、本当におつかれさまでした。

解体は9月5日の予定です。

組立建築ワークショップ

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昨日、今日と、M1の授業として野田キャンパスで

組立建築のワークショップを行ないました。

みなさんお疲れさまでした。

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