YAMANA Lab.

東京理科大学 工学部第二部建築学科 山名善之研究室

インドのアントニン・レーモンド Antonin Raymond in India, GOLCONDE

Written by:

インドの最初の近代建築と呼ばれるアントニン・レーモンド設計、ジョージ・ナカシマ現場監督によるシュリ・オーロビンド教団の寄宿舎、通称ゴルコンデGOLCONDE(1938-1948)を見てきました。

レーモンドらしい華麗な近代建築とジョージ・ナカシマによる家具並の精度のディテール、そして教団信者による喜捨としての建設労働と完全なメンテナンスの結晶でした。

特徴は、南北両面の全面稼動ルーバーで、クーラー無しで快適な内部空間を提供しています。また内部空間は、禅宗の宿坊のような雰囲気にジョージ・ナカシマのオリジナルの家具が完全に調和していました。

可動ルーバーは、ル・コルビュジエのブリーズ・ソレイユの改良だと思われますが、チャンディーガルと違って、完全に今でも効果を発揮しているようです。可動ルーバーが今でも使われているのは、ジョージ・ナカシマの家具並のディテールと信者により熱心なメンテナンスの結果で、衝撃的と言えるほどの保存状態でした。

資料の収集と関係者のインタビューをしてきたので、そのうち詳しく文章を書きます。

フェリス10号館見学(レーモンド)

Written by:

日本のモダニズム建築の牽引者のひとり、アントニン・レーモンドが設計したフェリス女学院10号館(旧ライジングサン石油会社社宅、1929年)の見学会がdocomomoで催されたので行ってきました。

三菱地所設計によって外壁・サッシの修復と屋上の防水が行われ、外壁の色も創建時の色に戻りました。

改修前は真っ白なモダニズムの外観だったので、当初の色(肌色または薄茶色)がわかったときは驚いたと設計担当者の方が言っていました。煙突やバルコニー、螺旋階段などの要素を使った凹凸のある幾何学的な構成をしたファサードが巧いです。内部空間は洋風住宅とモダニズムの中間的な構成になっているような印象を受けました。

それにしても、雨と気温の低さで風邪が悪化したようです。。。

RIMG0095フェリス_レーモンド写真091204

Archives